多様な変形労働時4

生活様式に沿った働き方
 仕事第一で、出世やステータスを求める時代がありました。しかし、仕事も人生の一部と考え、ワークライフバランスを重視する時代に移っています。家族や仲間、趣味を大切にしたり、働く環境を重んじる傾向です。そんな時代にフィットした働き方の一つとして「フレックスタイム制」があります。
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 一般的には、1日8時間、週40時間といった大原則がありますが、社員自身で仕事を始める時間と終える時間を設定できるのが「フレックスタイム制」。
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 法定労働時間の範囲内で、一定期間の総労働時間を定め、その枠内で1日の勤務時間を調整することを可能とする制度です。「通勤ラッシュの時間帯を避けて」「子供の予定に合わせて」「介護があるので」など、ライフスタイルや家庭環境に沿った働き方ができます。
 しかし、24時間いつでも自由に出退勤できるわけでもありません。必ず出勤しなければならない「コアタイム」を設けるのが一般的。自由に出退勤できる「フレキシブルタイム」との組み合わせで成り立っているケースが多いのが実状です。
 この制度を採るメリットは、「ワークライフバランスの向上」「仕事の効率化」「離職率の低減」「採用の門戸拡大」などが考えられますが、一方、デメリットもあります。「勤務時間の管理が煩雑になる」「ルーズな働き方がまかり通り生産性が低下する」「すれ違いが多くなりコミュニケーション不足になる」「顧客との連絡が取りにくくなる」などです。
 制度導入に当たっては、就業規則等にこれを明記することや労使協定締結の必要があります。守らなければならない細かいルールをしっかりと理解、確認することが必要です。
 「フレックスタイム制」は、時代にあった働き方のひとつですが、やみくもに導入しても効果的な運用にはつながりません。その効果をより高めるためには、社内の統一的なルールやシステムの導入が大切です。

(東愛知新聞 2023年1月25日掲載)

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