割増賃金の扱いに注意

事前変更と事後に決定
「振替休日と代休」の違い

 あらかじめ決められた休日に出勤した場合、一般的には他の日に休むことになりますが、「振替休日」と「代休」のふたつを取り違えがちです。中には「振替休日」と「代休」を同じものだと勘違いしている方もいるようです。今回は、その違いについて考えます。
●「振替休日」
・定められた休日を、「事前に」他の労働日に振り替えること
・同一週内(会社によって定められた週の始まりの曜日から終わりの曜日)で振り替えた場合は通常の賃金の支払いとなるものの、週を超えて振り替えたため週の法定労働時間を超えることになった場合は時間外労働に対する割増賃金が必要
●「代休」
・休日に勤務となり、「事後に」代わりの休日を取得すること
・休日労働に対する割増賃金が生じる
次のような具体例が考えられます。
★法定休日の日曜に出勤したケース
 ・あらかじめ上長から「今度の日曜に出勤して次の木曜に休んでください」と言われ了承した場合は振替休日。
 ・日曜日に出勤する必要が生じ、あとになって休む日を決めた場合は代休
2023-03-08 100223
代休の場合、賃金の割増が必要となりますが、割増率が「法定休日」か「所定休日」かで異なります。法定休日に出勤した場合の割増率は35%(仮に時給単価が1,000円とした場合1,350円)となります。一方、所定休日に出勤した場合、同じ条件下では1,250円となります。
振替休日と代休は、考え方や金銭面の違いがありますので、留意したいものです。

(東愛知新聞 2023年3月8日掲載)

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